今回は、静岡支社ブログに投稿した記事を転載します。
=====以下転載
こんにちわ。静岡支社のnagayasuです。
今時にPHPっ子ならPEARを使うのはある意味当たり前になっています。ただ、いつもサーバに自分の使いたいパッケージがインストールされているとは限りません。また、サーバにインストールされているPEARパッケージを使用した場合、サーバのメンテナンスや移転に伴うトラブルに巻き込まれる可能性があります。
そこで、今日はユーザ領域へのPEARのインストールのやり方を紹介します。Linuxでコンソールでログインしている状況を想定しています。
PEARの基本的な説明はここでは割愛します。詳細はオンラインドキュメントを確認してください。
PEARのインストールにはpearコマンドが必要になります。pearコマンドがインストールされていない場合は
からpearコマンドをインストールします。インストール方法はpearのオンラインマニュアルを参照してください。
pear config-create /path/to/dir .pearrc
上記でpearの設定ファイルである.pearrcが作成されます。この設定は
pear -c .pearrc config-show
で確認できます。-cオプションに.pearrcファイルを指定する事で設定ファイルを使用する事ができます。設定内容に含まれるディレクトリは色々あります。
- bin_dir
- doc_dir
- ext_dir
- php_dir
- cache_dir
- data_dir
php_dir にはPEARの各種パッケージがインストールされます。
インストールも-cオプションを指定して行います。
pear -c .pearrc install -a
これで /path/to/dir にインストールされます。
こうしてユーザ領域にインストールしておけば、サーバの共有領域にインストールされたPEARパッケージに依存する事なくアプリケーションを構築する事ができます。