こんにちは!カヤックのけいとです。こちらは面白法人グループAdvent Calendar4日目の記事です。
リモートワークはつらいよ
弊社は基本出社義務がある会社です。何をするかより、誰とするか。その社風を表す制度ともいえる就業規則の一つであるといえるでしょう。 そんな中でも例外というものはありまして、私は業務上の理由につき基本リモートワークでの就業をしています。 それまで出社での勤務しか経験していなかった私は、リモートワークになることについて「まあ、働く場所が変わるだけでしょ」と非常に楽観的な心持ちでした。
しかし、約三ヶ月が経った今。
リモートワークならではのつらさが出るわ出るわ。
そんな私自身の体験をベースに、リモートワークを乗り切っていく個人的コツをつらつらとお伝えしていきます。
通勤時間の大切さを知る
入社と同時に一人暮らしをはじめた私の小さな城は、それはそれはそれ相応の狭さを誇る1Kです。 ワークデスクを立ち上がり、振り返ればベッド。5歩進めばトイレ。10歩もあれば玄関に辿り着けてしまいます。 そんな家でリモートワークをすればどうなるか。もうお分かりですね。
圧倒的運動不足です。身体を動かさなさすぎです。
ずーっと座って仕事をしていることで足はむくみ、背中はバキバキ。その癖しっかり朝昼晩食べるのですから腹部にお肉がつくことは想像に難くなく、まぎれもない現実として襲いかかります。 鏡を見て日に日に脂が乗ってくる身体のシルエットに、思うわけです。これはよろしくないぞと。
そこで日々の暮らしに導入したのは、
ストレッチ&ラジオ体操。
まず最初に始めたのはストレッチです。
もともと身体が固いこともあり、浮腫みがちな足が気になったこともあり。そんな理由から毎晩習慣づけ始めたのですが、座りっぱなしの勤務で固まった筋肉をほぐすことで、冷え性の緩和や猫背の緩和につながったように感じます。
次にラジオ体操。これは某無人島でスローライフをするゲームを皆さんご存知だと思うのですが、そちらをプレイすることに個人的ブームが偶然にもきたところから話がはじまります。
毎日そのゲームをしている中でラジオ体操をするようになり、デスクワークならではの姿勢の悪さに起因する肩凝りなどの緩和に繋がりました。
個人の意見なので必ず効果があるとはいえませんが、基礎運動量に困っているときはかなりおすすめです。
なお余談ですが弊社でも朝早く出社をしますと、社屋内の放送でラジオ体操が流れていたりします。みんなでやろう、ラジオ体操。
ブルーライトじゃ物足りない
前段のお話と被る部分もあるのですが、我が家は日当たりもあまり良くなく、特に冬場になると一日中お天道様がそっぽ向いているような形になります。 夏場はまだ終業後にお出かけすれば夕暮れのおひさまとこんにちはできるのですが、秋口を通り越してしまえば、おやつの時間が終わって1時間半もすれば日の入りです。
リモートワークがはじまり、秋口あたりから少しずつ気分が塞ぎ込みがちになっていく私。 出社がなくなったことで社員同士の交流も減り、そんな寂しさが溢れてきたのかな……なんてと思う中。 気がつきます。
あれ、私、全然太陽光を浴びてなくね? と。
日光を浴びることで体内時計がリセットに有効という話は有名ですね。それと同時に日光を浴びることで、気分の安定に影響をもたらすセロトニンという物質が分泌されるというのはご存知でしょうか。
日照不足になるとこのセロトニンの分泌が減るため、気分が落ち込んだり精神が不安定になってしまうのです。実際にウインター・ブルー、冬季うつ病という言葉もあり、過食傾向や過眠傾向などの形で体調に表れるとのこと。
ならばどうするか。
はじめよう、朝のお散歩。
朝のゴミ出しのついでに近くの道をぐるっと一周。10分もかからないくらいのコースをてくてく歩くだけ。体内時計のリセットと日光浴、そしてなんと運動不足の解消にも繋がります。
朝が忙しいときや寝坊した際はお昼間に、外の空気を吸う気分転換も兼ねて実施することが多いです。
リフレッシュにもなるため、任意のタイミングで休憩できるような勤務形態であれば仕事の合間に行くことも個人的にはおすすめです。季節の移ろいを眺めながら、仕事に向けてしゃきっと目覚めていきましょう。
ぬおー集中力が続きませんぞ
リモートワークを始めて一番感じたことは、出社という勤務形態は仕事とプライベートを社屋と自宅という場所でゾーニングすることによるマインドの切り替えが楽だったのだなということでした。
自宅という完全プライベートな空間が職場になりかわったリモートワーク当初は、かなり仕事モードへとマインドを切り替えることに難航しました。いまでも難しいときはいまだにあります。
だって振り返ればお布団がそこにあり、家庭用ゲーム機が手の届く距離にある。さらには他者の目は遠隔でしか存在せず、ある意味陸の孤島とも言える状態です。
個人的に一度集中すれば1時間程度持続できるはず、と自負するくらいには集中力に自信があった私ですが、体感としてリモートワーク中はエンジンのかからずらさが尋常じゃないと思っています。
特に、仕事に手をつけはじめるまでの道のりが長い。机の上を整理したり、ゴミ集めしたり、メモ帳を引っ張り出してきたりとよくある回避行動をしてしまうことが多いこと多いこと。
おそらく理由としては、自宅というのはプライベートなゾーンであるという今まで培ってきた生活の中における常識と、仕事を行うために必要な緊張感のあるマインドを作るという行為がマッチしていないからだと考えています。
つまり、
オン(仕事)とオフ(プライベート)を切り返る切り替えるスイッチが
バグっている状態ですね。
ですが社会人、そんななまぬるいことも言ってられません。早急に対処する必要がありました。
色々やってみた中で一番自分に合っているなと続けているのは、
タイマーをつけることです。
まずは、15分。参考資料を読む、資料作成をする、コードを書く、なんでもいいから一つタスクを決めて、それに集中する。 もし15分経っても続けられそうなら、さらに15分。30分。ここでタスクを続けられる時点で、ある程度お仕事スイッチを入れることができているはずです。
要は、タイマーを仕事に手をつけ始めるきっかけにするということです。
そして、
集中力が切れたら潔く小休憩をすることも意識しています。
お手洗いにいったり、紅茶や珈琲を淹れたり、立ち上がってストレッチをしたり。
ここでするストレッチは、肩を回したり首を回したり、セルフヘッドマッサージをすることで首周りの血行を良くするものを取り入れています。どうしてもデスクワークを続けていると首回りが凝るので。
また、深呼吸をするだけでもかなり楽になるという発見もありました。個人差はあるとは思いますが、私は集中をしていくなかで無意識的に呼吸が浅めになっているのかもしれません。
こうして、タイマーを起点に仕事に手をつけ始める。集中力が切れたら小休憩を挟む。この2つを心がけることで長く集中するのではなく小刻みに集中する時間をつくり、自宅での勤務でもスイッチオンができるようになってきました。
まだまだ今でもスイッチ入れにくいときはあるので、これは慣れるしかないだろうなと思っています。
最後に
リモートワークを乗り切るコツとしていくつか実施しているものを紹介しました。しかしこれらはあくまで個人的体験に基づく見解であり、これを読まれた方が同様の取り組みを実施したからといって、必ずしもその効果を提供するものではありませんことをご承知おきください。
世の中にはリモートワーク最高、文句いうことなしという方もいるとは思いますが、人には人の就業形態。同じような悩みを持つリモートワーカーの方の、よりよいワークライフの一助となれば幸いです。
明日はid:zenito9970さんの記事です!お楽しみに。