入門 読書

みなさんごきげんよう。カヤック技術部の rtshaaaa といいます。 この記事は面白法人グループAdvent Calendar3日目の記事です。

読書はだいじ

突然ですが皆さん、本は読んでいますか? 私は一年におおよそ100冊程度は読んでいます。

こういった話を身近な人にすると、一体どうやってそんなに読んでいるんだと、驚かれることがあります。 ある年の文化庁による調査によると、日本人の年間平均読書量は12冊程度ということですから、確かに私は人と比べてとても読書量が多いようです。

これだけ沢山の本を読んでいるのは単純に読書が好きだから、ということもありますが、読書によって得られるメリットが多いと考えているのも一因にあります。

そのメリットとは何でしょうか。

一つは、知識が増えること。

知識が増えれば、普段何かを作ろうとしたときなど、新しいアイデアを考える種が増えます。 一見なんの関係もなさそうなところから、新しいアイデアは生まれると思っているので、知識はあればあるだけ嬉しいです。

一つは、文章力が鍛えられること。

本によっては、読みやすい文章もあれば読みにくい文章もあります。 筆者によって、内容によって、文体は大きく変わります。 それらのバリエーションに多く触れることで、自然と、自分自身が書く文章も洗練されていきますし、当然、読み解く力も鍛えられていきます。

特に生成AI全盛期のこの時代には、この力は大きな武器になっていると、最近はひしひしと感じています。

一つは、相手の立場になって考えやすくなること。

本を通して、私はその筆者と対話をします。 自分が思いもよらないような考え方に触れることが出来ます。 たくさんの考え方に触れることで、自分と異なる意見に遭遇しても、まず相手のことを想像することが出来るようになります。

How to 読書?

このようにエンジニアにとって、あるいはビジネスマンにとって非常にメリットの多い読書。入門していかない手はありませんね。

では、一体どうやって読書量を増やしていけばいいのでしょうか。

今回は私が意識していることを3つ、紹介いたします。

自分にあった本を選ぶ

大前提として、まず今の自分の読書能力に見合った本を選ぶようにしていますう。

小学生にドストエフスキーを渡しても読めないだろう、というのは誰でも想像がつくと思います。 それと同じことが、大人になった今でも起こり得ます。

つまり、読書習慣がない人が、突然難解な本を読むことはできないのです。

本を読むのが苦手――そういう人は、まずページ数が少ないものや、フォントサイズが大きいもの、図解がたくさんついているものといった、簡単な本を読むところから始めるべきです。

これは多くの人が言っていると思いますが、筋トレと似たような感じです。

かくいう私も、今まで沢山の本に挫折してきました。 そういうときは、「あ、まだパラメータが足りないんだな」と思って一度本を閉じ、レベル上げをしてから出直すことにしています。

読書のためだけの時間を作る

現代はコンテンツに溢れ、時間の奪い合いがとても激しい時代です。 そんな中で、わざわざ読書をするというのはとても困難なことです。

それでも、読書の優先度をほんの少しだけ上げて、毎日10分でもいいから本を開く、ということを私は意識しています。

それは通勤電車の中であったり、寝る前の10分であったり、お風呂場で湯船に使っている時間であったり。

休日には、ゆっくり過ごせる喫茶店に出向いて、コーヒーを飲みながら本を読むようにもしています。

読書のためだけの時間を作る。 これは意識しないと出来ないことですが、意識さえすれば、意外と簡単なものです。

まずは10分。 気がついたら、1時間。

気楽に読む

本を読むとき、私はかなり読むのをサボります。

大抵の本は斜め読みで、目に引っかかった場所だけ、重点的に読む。 そういう読み方を良くしています。

私はあまり集中力が続かない方で、結構飽きっぽいです。 だから、10分くらいで読み飽きることが結構あります。

でもそうしたら、別のことをやったり、あるいは別の本を開いたりして、また気が向いたらその本に戻ってくる、みたいな感じで読書をしています。

そういうことを言うと、それで読んでるっていえるの? みたいなことをたまに言われるんですが、別にいいと思うんです。

読書はそこまで高尚な行為ではないので、もっと気楽に、テレビをだらだら見るような感覚で向き合えばいいと思います。

案外それくらいの方が、どんどん読書出来てしまうものです。

終わりに

読書は一人でするものと思われがちですが、別に一人でやらなくてもいいと思います。 カヤックでは、読んだ本の情報をゆるく共有する Slack チャンネルがあったり、本を眺めながら飲み会をする、といった文化があったりなかったりします。

そんなふうに、身近な人と読書を楽しめると良いですね。

それでは今日はこのあたりで。

明日は id:katerin による記事です。お楽しみに。