社内で唯一の野狐禅ファン agoです。
最近ようやくいくつかマイスペースアプリを公開することができたので、マイスペースアプリの開発過程で気づいたことを書いてみたいと思います。
(ちなみに、マイスペースのプロフィールはデザイン担当の内容です)
alertが使えない
alertが空のfunctionに置き換えられているためalertを使用することができません。
>>> alert.toString()
"function () { }"
デバッグを行う場合、出力用のdivを追加するか、console.logやpromptを使用しましょう。
(throwで例外を生成するのもありかもしれません)
「エラーが発生しました。?解決されるまで、今しばらく?」は信用しない
入力値のvalidate等でもこのエラー文言になります。
(アプリ名に「()」を使用した場合や、VIEWにを記述した場合等)
しばらく待っても解決しない場合が多いので、アップロードしたxmlや入力値に問題ないか見直してみましょう。
xmlのcategoryは日本語で指定する
おそらく開発者の言語設定に依存すると思うのですが、xmlのcategoryは日本語で指定しないと有効になりませんでした。
具体的に指定する内容は「アプリケーション情報の編集」から指定できる内容をそのまま指定すれば良いようです。
preferredHeightはpreferred_heightを指定する
Upload App XML画面からリンクされているXML仕様にはpreferredHeightと記述されていますが、xsdによるとpreferred_heightが正しいようです。
実際preferredHeightと記述したxmlをアップロードするとエラーになりますが、preferred_heightは正常に受け入れられました。
はweb上から指定する
xmlで
xmlをアップロードした場合でも「アプリケーション情報の編集」の「選択したOpenSocial版」で「0.8」を選択して保存しましょう。
OpenSocial 0.7ではActivityが使えない
myspaceの場合、0.7版ではActivityが使用できません。
opensocial.newActivityは存在しますが、必ずundefinedを返します。
Activityを使用する必要がある場合、0.8を指定しましょう。
がサポートされてない
xsdにも記述がなく、実際xmlをアップロードしようとしても受け入れられませんでした。
(ただ、ネット上には「サポートされている」という情報があるので、指定の仕方が間違っているのかもしれません)
の場合、「type="nnn"」が必須
「nnn」の部分には「data:」の後に記述した内容を設定します。
(具体的には「type="image/jpg"」等になります)
xmlをアップロードした場合の初期設定言語の変更
アップロードしてすぐに画面遷移した先では初期設定言語に英語しか表示されません。
画面を再読込するか、いったん保存すると英語以外の言語が設定できるようになります。
(xmlのvalidateとformのvalidateは独立しているようなので、xmlで開発を行っている場合でも念のため一度「保存」をしてみることをおすすめします)
Localeの内容はContentの中では使用できない
MDPのフォーラムでも質問してみたのですが、Localeの内容を__MSG_*__
経由で取得することができないようです。
(現在対応中とのことでしたので、もうしばらくすると使えるようになると思います)
ModulePrefsの中では使用可能なので、
はサポートされていない
0.8を指定しても
注意点として、上記内容は2009/03/09時点の内容なのでしばらくすると改善しているかもしれません。
(事実、以前メモした点を今回再確認したところ、いくつか修正されていました)
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jQuery.opensocial_simple Pluginを作成しました。
(公開当初からいくつか機能を追加しています)