SREチームの長田です。 Tech KAYAC Advent Calendar 2019 Migration Track の11日目です。
今日は仕事と直接は関係ないけど、でもないと仕事ができない、そう、キーボードの話です。
移行前
3年前ほど前からErgoDox EZを使っています。
配列をちょっといじっていて、dvorakをベースに日本語やコードが打ちやすいように一部のキーを入れ替えています。
www.slideshare.net
概ね快適に使っていたのですが、「数字キーがちょっと遠いな〜」というかすかな不満がありました。
40%キーボード
世の中には40%キーボードというものがあります。 こんな感じで文字キーが3列しか無いものを言います。
フルキーボードを100%として、それに比べてキーの数が何%なのかを表したものですね。 他にもXX%というキーボードがあって、例えばHHKBは60%です。 40%よりもさらにキーが少ない30%キーボードなんてものもあります。
数字キーが遠い = 最上段が遠い なので、最上段を省いた40%キーボードを試してみることにしました。
いざ40%
いきなり40%キーボードを買って肌に合わなかったときのことを考えるとちょっと尻込みしてしまいます。 こういうマイナーなキーボードはたいてい高価ですからね。
幸いErgoDox EZはキーボード自体の配列を変更することができます。 キーが少ないので数字を入力する際はファンクションキーなどと文字キーを同時押しすることになるのですが、 これもErgoDox EZだけで実現できます。
できるんならやってみるかということで、ハードはそのまま40%キーボードをお試ししてみることにしました。
ちなみに、キーボード自体の配列を変更できない場合は、 例えばmacOSならkarabiner-elementsというソフトウェアで入力をいじることができます。
と、いうわけでこんな感じにしてみました。
https://configure.ergodox-ez.com/ergodox-ez/layouts/5Waww/latest/0
普段はlayer1で使って、数字と記号を入力する場合はlayer2に切り替えます。 レイヤー切り替えキーは親指から近いCとMの下に配置しました。
数字も記号も、すべてホームポジションとその上段で収まっています。 これなら入力効率アップ間違いなしでは!?
やっぱりやめた
そんな配列で1ヶ月ほど過ごしてみたのですが、結局もとに戻してしまいました。 確かに指の移動は少なくなったのですが、同時押しが思いの外しんどいんですよね。 大文字と数字を交互に打つような場合が特に顕著です。
レイヤー切り替えキーの位置を工夫すれば、運指はある程度改善されるかもしれませんが、 ErgoDox EZで試すのは難しそうです。
Keyboardioのように指の腹で押せるキーがあればあるいは・・・ でもその検証のためだけに購入するのも・・・
おわり
と、いうわけで1ヶ月の実地検証の結果、40%キーボードは不採用になったという話でした。 何でも試してみるのが肝心ですね。
ちなみに今狙っているのはdactyle manuformです。
自作沼に入るには時間が足りないのでどうしようかな。