CEDEC 2018に弊社の藤原と谷脇が登壇します

こんにちは、酷暑の夏いかがお過ごしでしょうか?

先日のパシフィコ横浜の某イベントでかなり消耗してしまった竹田です。

パシフィコ横浜といえば、CEDEC 2018が来週8/22(水) - 8/24(金)の間、開催されますね。

弊社カヤックからは、エンジニアの藤原と谷脇が登壇する予定となっています。

Amazon ECS とマネージドサービスを活用した、フルコンテナ構成によるゲームサーバの構築と運用 講演者:藤原 俊一郎

セッションの内容

本セッションでは Amazon Web Services(AWS)上で Amazon Elastic Container Service(ECS) とマネージドサービスを活用した、ソーシャルゲームサーバの構築と運用方法について説明します。

Docker に代表される Linux コンテナ技術を利用したサーバ運用は近年一般的になってきました。コンテナをゲームサーバの開発やテストに用いると、ローカルマシンやサーバ上に複数の独立した環境を構築できるため利便性が高く、広く利用されています。

しかし Linux コンテナは名前空間とリソースが分離された単なるプロセス群であるため、複数のサーバ上で複数のコンテナを協調させてシステムとして動作させるためには、コンテナオーケストレーションツールと呼ばれるミドルウェアが必要になります。

AWS におけるオーケストレーションツールのマネージドサービスである Amazon ECS を利用すると、高可用性を要求される本番環境でコンテナ上で動作するアプリケーションとミドルウェア、AWS の豊富なマネージドサービスを組み合わせ、構成管理とデプロイの簡略化、高速化を実現できます。

コンテナ環境では、サーバ上に直接アプリケーションやミドルウェアを起動する従来の環境と比較して、デプロイ、ログの取り扱い、監視等の運用にこれまでと異なる手法が要求されます。これらの課題を、自社で Go 言語で開発した OSS を利用して解決した内容についても解説します。また、本番リリース前に必須である負荷試験もコンテナを活用することで柔軟に行えるため、その手法についても説明します。

スケール可能で運用しやすいWebSocketサーバ設計の課題と工夫 講演者:谷脇 真琴

セッションの内容

本セッションでは、スマートフォンゲームに多く採用されるようになってきたリアルタイム通信について、サーバサイドの観点から課題を解説し、従来のソーシャルゲームで多く用いられている構成のアプリケーションに対して、どのようにしてリアルタイム通信機能を付加したかを説明します。

面白法人カヤックではリアルタイム通信基盤として、WebSocketを用いているゲームがあります。これらのプロジェクトでは独自のWebSocket通信を受け持つミドルウェアを介して、普通のWebアプリケーションサーバにリアルタイム通信機能を付け加えています。この構成を採用すると、ステートレス通信とステートフル通信の分離や、サーバアプリケーションの更新に伴う通信路の切断の克服など、様々なメリットが得られました。

リアルタイム通信部分をアプリケーションサーバから分離する構成上の工夫と、運用上のメリットについて詳しく解説します。


カヤックの社員も多数参加予定です。 社員はサイトで事前に把握できるので見つけて気軽に話しかけてください、面白い話が聞けるかもしれません。

では、当日の来場をお待ちしております。