僕は、普段は鎌倉でゲームエンジンの「Unity」を使って仕事をしているんですが、今年もアドベントカレンダーの季節がやってきました。
近頃弊社のUnityエンジニア界隈では、モバイル向けのWebGL書き出し機能がいよいよ使えるようになりそうだぞ、何なら実際に案件に使っているプロジェクトもあるらしいぞと色めきたっています。(公式ではサポートしてないが、性能が充実してきていて実質使える状態になりつつある)
ようし、今年のアドベントカレンダーは、Unityのモバイル向けWebGLの話を書こう! そう思ったのはいいものの、どんな記事を書けばいいのかさっぱり思い浮かびません。
追い詰められた僕はオフィスを飛び出し、近所の江ノ島水族館にいるチンアナゴの田中さんに相談してみました。
すると、田中さんからこんなアドバイスを頂いたのです。
そうか・・! チンアナゴであれば、作るのが大変すぎない、でもUnityじゃないと難しい動きの制御をうまくアピールできるデモになる!
そんな気づきをもらった僕は、まず有料アセットのTail Animator V2を購入。 これは、色々な状況に対応できる、尻尾のような動きをコントロールするためのアセットです。これで動きの実装は一安心。
次に、チンアナゴのモデルの作成。無料で手に入るblenderで簡単に作れます。
あとは、リアル感の出る「Fast Depth of Field」のアセットも購入。モバイルWebGLでも軽快に動くスグレモノです。 あとはこれらの素材をUnityでゴニョゴニョして、動くチンアナゴの完成です。
こちらのリンクにWebGLチンアナゴがいます。 チンアナゴはおなかを空かせているので、ボタンを押してエサをあげてください。スマートフォンでも遊べます。
こうして僕は、無事アドベントカレンダーの記事を書くことができました。
ありがとう田中さん。この御恩は一生忘れません。
以上、面白法人カヤックエンジニアでカウボーイリスナーの原がお送りしました。