はじめに
早く梅雨が開けないかなと感じる今日この頃。 どうも技術部の@Konboiです。 今日は、先日行った社内勉強会の取り組みを紹介しようかなと思い記事を書いてみましたのでお暇なときに是非読んで見てくださいm( )m
社内勉強会とは?
カヤックでは毎週金曜日に技術部勉強会を行っています。 普段の技術部勉強会では、担当持ち回りで
- 担当しているサービスの新規機能の紹介と実装の話
- 最近気になる技術の紹介
- 各エンジニアの開発環境の見せ合いっこ
と色々な事を発表し合っています。 先日の勉強会では、趣向を変えkoebuのリリースから譲渡までの約7年間運用してきた裏話を、長らく担当していたエンジニア2人(@fujiwara, @takihito)から対話形式で聞くという勉強会を行いました。
当日の様子
当日は昔話に花を咲かせるためにはビールが必要だろうと思い人事に交渉したら2つ返事で用意してもらえました。 おかげ様で今回の記事では残念ながら紹介できない、あんな事やこんな事が出てきていつもと違った形式ではありましたが、非常に楽しく充実した勉強会になりました。
今回は勉強会で出た話の中で紹介できる物を幾つか紹介しようと思います!
2008年頃からnginxを導入
当時のkoebuは愛のある(ありすぎる?)ユーザーさんの自作ツールにより、一時的にサービスが高負荷状態になりレスポンスが悪化することがあったそうです。
その時、避難方法として目をつけたのが nginxのモジュールの1つだったそうです。 最近ではよく使われるnginxですが、2008年当時から使用し自作ツール対策に効果を発揮していたのには驚きました。
2009年からAmazon S3を利用
最近ではAWSやGCPなどのクラウドサービスを使う事はそれほど珍しくなくなりましたが、koebuでは2009年から音声データやアップロードデータをS3を利用してサービスを運用していました。 2009年当時は、日本リージョンがまだ無くアメリカのリージョンを利用していたそうです。
当時はS3のようなストレージサービスはあまり無く、日々サーバーを圧迫するデータファイルに頭を悩ませていたそうです。 本当大変だったなと染み染み語る担当エンジニアからは当時の苦労が垣間見えました。
2011年 はじめてのデータセンター移行
2011年にはじめてデータセンター移行を行いました。 その時実施した際の経緯や、併せてどのようにアプリのチューニングを行ったかの話を聞きました。 この時のデータセンター移行からchefを利用したサーバ構築が導入され、現在の自社サービスやゲームタイトルのサーバ構築の基礎が作られたという話もでて、聞いていたエンジニアは関心して聞き入っていました。
※こちらはYAPC::Asia 2011での @fujiwara のトークの一部になりますので詳しくはスライドをご覧ください。
さいごに
長らく運用されていたサービスを振り返ってみると
- 蓄積されたノウハウの共有
- 今や当たり前になっているサービスが無い時にどのように解決していたのか
- サービス自身の成長と推移
などの話が聞けて非常に面白かったです!!
カヤックでは酒を片手に技術の話がしたいエンジニアを募集中です!
また、 カヤックと合同で勉強会を開催したい!会場を貸してもいいよ!という会社・企業の方がいましたら、是非お声がけください!