はじめまして。技術部の中村です。 今日はRedmineチケットを作るための三種の神器ということでお送りします。
Google検索エンジン
Redmineのチケットを書く際には、調査のためにGoogleで検索することがよくあります。Chromeで検索するときによく使う小技を紹介します。
""で括る
例えば問題を調査していてサーバのログにエラーメッセージが出ていた時、エラーメッセージでググるわけですが、そのままだと関係ない結果がいっぱいヒットしてしまう場合があります。 そんなときは""で括ってググります。特定の環境に依存する文字列が含まれる場合はそれは除去して、その前後をそれぞれ""で括ってググります。
site:で特定のサイトに限定してググる
公式情報を探すため、本家のサイト内に限定してググりたい時などは、site:example.comのようにドメイン指定を追加してググります。 その他の検索のヘルプ - ウェブ検索 ヘルプ
英語のページに限定してググる
日本語のドキュメントが用意されていても古かったりするのはありがちなので、英語のページに限定してググるというのをよくやります。
私は 検索エンジンの管理 - Google Chrome ヘルプ の手順に従って、 検索エンジン名: Google (en)、 キーワード: g、 URL: http://www.google.co.jp/search?hl=ja&source=hp&q=%s&lr=lang_en&aq=f&oq= というエンジンを追加しています。 すると、URL欄でgスペースと入力後検索ワードを入れれば英語ページ限定の検索ができます。
新しい情報に限定してググる
検索結果一覧に表示されている日付が古いものばかりが並んでいる場合は、左の「もっとツールを見る」をクリックして期間指定を「1年以内」とかにします。
Awesome Screenshot
Redmineのチケットを書く際には、スクリーンショットを作成して添付することがよくあります。
その際は Awesome Screenshot - Capture, Annotate and Share がお勧めです。Chrome版、 Firefox版、 Safari版 があります。
スクリーンショットをとってそこに赤丸をつけたりコメントを追記するのが、とっても手軽にできます。Awesome Screenshotを知る前はスクリーンショットをとった後GIMPなどの画像編集ソフトで開いて加工する必要があったのですが、Awesome Screenshotがあればブラウザ内で全て完結してしまいます。
ただし、Chromeの設定画面など一部の画面ではスクリーンショットがとれませんでした。
また、既存の画像ファイルを開いてコメント追記もそのままではできませんでした。でも、
<img src="画像ファイル名">
という内容のHTMLファイルを作ってFirefoxで開けばAwesome Screenshotでコメント追記できました。
ChromeのFormat Linkエクステンション
Redmineのチケットを書く際には、検索して見つけたページへのリンクを書くことがよくあります。
手前味噌ですが、私は拙作の Format Link を愛用しています。
これを作るまでは Create Link を重宝していました。
RedmineのWiki記法ではリンクは「"タイトル":URL」という形式になっているのですが、タイトル内の"は"、[は[と記述する必要があるというのに気づき、Format Linkエクステンションを自作しました。 ちなみに、Markdownのリンクは「[タイトル](URL)」という形式ですが、タイトル内の[と]はバックスラッシュでエスケープ、URL内の)は%29と記述する必要があります。こちらも対応済みです。
ソースはgithub.com/hnakamur/FormatLink-ChromeでMITライセンスで公開しています。
最後に
いかがでしたか。実は、Redmineチケットだけではなく、ブログ記事や自分用メモとかを書くときにも活用しています。ただ、タイトルを「ブログ記事やRedmineチケットを書くための三種の神器」にしたらまとまりがなかったのでRedmineチケットに限定したタイトルにしてみました。
777ブログウェイとは
この記事は面白法人カヤックの七夕のイベント「777」に向けたリレーブログです。 技術系のアドベントカレンダー(*)になぞり、777イベントが開催される7月7日までの期間に、4つの職能ブログ ( エンジニア、デザイナー、フロントエンドエンジニア、ディレクター ) を横断し、更新します。 テーマは「つくるための三種の神器」。 カヤック有志による、それぞれの切り口で記事を投稿していきます。
- アドベントカレンダーについての記事 「師走を楽しもう。技術系アドベントカレンダーの魅力とは」
明日の777ブログウェイは意匠部からお送りします。ご期待ください。