はじめに
この記事は面白法人グループ Advent Calendar 2025の20日目の記事です。
こんにちは、GE事業部マーケティングチーム所属企画部橋本と申します。皆さんは拙稿「アーケード筐体奮闘記」はお読みになられたでしょうか。 あの時は新卒1年目で右も左もわからない状態でしたが、そんな私も早4年目。徐々に仕事にも慣れ始めてきました。
そんな中また よくわからない 面白いものをつくることになったので、その時のお話をしたいと思います。
経緯
カヤックも創業27年目を迎え、日本だけでなくインドネシア、中国、韓国など様々な国籍の方と共に働く企業となりました。 そんな中新卒で入社した韓国出身の社員がslackのなんでも質問チャンネルにこんな投稿をしてくれました。

この時1面白法人の社員、そして1日本人として今こそ組織の文化を体現するべきなのではないかと頭の中に勝手に電流が走りました。
こうして面白法人カヤック 夏の流しそうめんプロジェクトが幕を開けました。
必要な道具
流しそうめんをするにあたり、必要な道具は以下の通りです
- 素麺を流す為の竹
- 竹を切る為の鉈
- 節を削る為のノミ
- 節を綺麗にする為のヤスリ
- 素麺を調理する為の調理器具一式
そして今回実施に当たり用意した道具がこちらです

鉈…どこ…? 諸々の不手際によりなんと鉈がノコギリに化けました。
まあ同じ形状だしなんとかなるやろwと軽い気持ちでいましたが、この判断が後々悲劇を生みます。
制作プロセス
竹を割る
まずは竹を半分に割っていきます。本来であれば竹の繊維に沿って鉈を下していけばよいのですが、今回は鉈がないのでノコギリで切っていきます

…………
当たり前ですがとにかく竹が切れない
しかも
まっすぐ進まない為竹が綺麗に半分にならない
結果断面がボロボロになってしまいました。
そこでノコギリを使うことはあきらめ、ノミとトンカチを使い竹を叩き割るプランに変更しました

結果的にこの方針が大成功、綺麗に竹を割ることができました

竹を削る
竹を半分に切ったら、ヤスリを使って竹の節目を滑らかにしていきます。 少しでも凸凹があると素麺が綺麗に流れないので、死ぬ気で削ります。
滑らかな表面を目指しましょう

流し台を作る
竹の加工が完了したら、流し台を作っていきます。 今回はオフィスからオフィス外部の排水溝に向けて一直線になるように流し台を設計しました


流れた!


麺を茹でる
今回は素麺として3種類流しました。
1.豆腐素麺(検証用) 2.業務用素麺 3.揖保乃糸
値段が高く高級な素麺ほどダマにならず、非常に流しやすかったです。 高級素麺には食感や味だけでなく、流しそうめんを行う際のUXにもこだわりがあるのだと、日本の職人魂に感銘を受けました。 また素麺の茹で時間や冷やす時間等によっても流しやすさは異なり、しっかり時間通りに茹で、芯まで冷やすことで素麺流の流量は最大化されるように感じます。
素麺を流す
素麺の準備ができたら、竹に素麺を流していきます。
水量は気持ち少なめでも十分に流れていきます。また水流を強めすぎると爆速で素麺が流れさっていくので、程よい水流を見つけましょう。

振り返りと反省
1.道具の準備はちゃんとしよう
竹はノコギリで切るもんじゃないです マジで。 有り物のリソースを活用することは重要ですが、初期に構築した環境の負債はそのあとのすべてのアクションの足を引っ張ります。 十分に時間がある開発初期の段階にスピードを重視しすぎることも考え物だなと感じました。
2.給水口の不足
水を供給する蛇口が1つしかないことで、素麺を流す水と素麺を茹でる水と素麺を冷やす水の1つしか供給できない事態に陥りました。 流しそうめんの要となる水の流出口には十分な冗長性を持たせることが重要であることがわかりました。
3.とりあえず作ることが大切
色々反省点が多い制作ではありましたが、結果的には素麺をちゃんと流すことができ皆が楽しめる会になりました。 事前にあれこれリスク分析を行うことも大切ですが、一通りの懸念をテーブルの上に出し終えたらエイヤで作り始め、そのあとは制作の中で課題解決していくことが結果的に完成に繋がるのだなぁと感じました
最後に
今回流しそうめんをスクラッチで作ってみて、流しそうめんの中にもエンジニアリングはあるんだなぁということを感じることができました。 これからも1クリエイターとして様々なものを作っていきたいと思います。
カヤックでは企画から実装まで面白いことを一気通貫に行うマーケターを募集しています。 あなたも素麺を流しませんか?