NIPPON ITチャリティ駅伝にエンジニア5人のカヤックチームで出た話

こんにちは!

Tech KAYAC Advent Calendar 2022 8日目を担当する荒賀(@ken39arg)です。

カヤックのアドベントカレンダーは観測する限り2012年から始まり今年は11回目であります。私も8回参加しており*1、2016年以降の6回はその年のランニング活動を必ず報告していたようです。

今年のランニング活動は3月にフルマラソンを走って自己ベストを40秒ほど更新したのですが*2、以降緩やかに燃え尽きてしまい月間走行距離も300kmから150kmくらいにぐっと減ってしまいました。同僚のメロンみたいな肩をしているボディービルダーは大会で入賞したので、中途半端な自分は少し恥ずかしく感じているところでございます。

さて、燃え尽きたのにも関わらず、それなりには走っているのには理由があり、先日カヤックのエンジニアで構成されたチームでNIPPON ITチャリティ駅伝という大会に出場したのです。そこで頑張る皆さんを見て、堕ちかけたエースである私もなんとか踏ん張って走ることができたので今回はそんなお話です。

カヤック駅伝チームで完走後の記念写真

#club-running

カヤックのSlackには業務用のチャンネルの他に #club- というプレフィックスを付けた趣味のチャンネルが大量にあります。(Archived含めると1000チャンネル以上...)*3

また、#club-pokemon-card (ポケカ)や #club-basketball-ex (バスケ)など、オフラインでの活動も活発なリアルなクラブ活動のようなチャンネルもたくさんあります。

2019年2月、世はランニングブームと言われ、都内の企業に務めている知人達が皇居だの織田フィールドだので楽しそうに仲間とランニングしている姿をSNSに上げているのを見て、日々1人で走っていた僕は羨ましくてたまりませんでした。そこで、カヤックにもランニング仲間を作ろうと #club-running を作成したのです。*4

#club-running 誕生

しかし、コミュニケーションがあまり得意でない私が悪いのか、周りからあまりにもガチな人と思われてしまっていたのが悪いのか...

1人で虚しく話す日々

半年後...

そして誰もいなくなった

誰もいないのにbotがfeedを上げ続ける日々

一年後...

社長がjoin(誰もいないのに...)

だが、しかし...

社長のためだけにbotはたまにfeedを語る

時は経ち

突然2人増えた!!そして人間の会話

実はたまに様子を見ていたので、私も戻ることに

ひ、人が!!!

こうして開設から2年経ち、人が集まりそれなりにアクティブにシューズの話やランチューバーの話題、大会の結果報告などダラダラとランニングに関する雑談をするチャンネルに成長したのです。

きっかけ

ある日、駅伝大会出場のお誘いが来ました。

役員からお誘いが

僕含め特にアクティブなメンバー4人が一斉にざわつきます。

目標は50位に

高すぎる平均年齢

こうしてあっという間に5人のメンバーが揃いました。

4人が40歳以上だったので平均年齢30代を目指して若者に入ってもらいましたが、平均年齢は40歳でした...

なのでチーム名は「KAYAC RUN 40」に決定です。

出走順はランダムに決めました

use strict;
use utf8;
use 5.18.2;
use List::Util qw/shuffle/;

my @members = qw(ken39arg fujiwara kozo shiggy chiba-hiroshi);

for (shuffle @members) {
    say $_;
}
  1. 組長 (言わずとしれたSREの神)
  2. シギー (インドネシア出身のフロントエンドエンジニア)
  3. ちばさん (某ゲームのサーバーサイドリーダー)
  4. コーゾーさん (情シスの番人)
  5. 私 (サーバーサイドエンジニア)

このまま調達からリリースまでwebサイトを作れるエンジニアだけのメンバーで構成されています。 なんならこのチームでISUCONにでたら30%くらいの確率で優勝できる気がします。

なぜかITエンジニアはある程度の年齢になるとランニングとかやりがちです。

事前練習会

私は区民マラソンに参加していたため行けなかったのですが、メンバーで集まって多摩川沿いで事前練習もしました。

爽やかすぎるおっさん達

リア充

NIPPON ITチャリティ駅伝 当日

11/20(日) 雨予報の中集合。お台場は他のイベントもやっていて賑わっていました。

ガンダムに見守られて

早めに集合し、3kmのコース散歩して確認します。

コースマップ

ダイバーシティの前の広場をスタートして1.5kmまっすぐ走って折り返す直線コースです。

どういうわけか、我々は直線=フラットと勘違いしてしまい高低差が無いと思っていたのですが、2箇所ある橋の真ん中を頂点に平坦の殆どない獲得高度30mのそこそこタフなコースで、上りでは頂点より先が見えないため、事前にコースを確認していなかったら、絶望的だったと思います。事前確認して本当に良かったです。

会場であるセントラル広場ではダンスなどのイベントが開催されておりとても賑やかでした。 コロナでしばらくこういう感じがなかったので、雰囲気が心地よい!

なぜかチャック・ウィルソンが!

カヤックも協賛

駅伝は全チームを4つのブロックに分け2分おきにスタートするウェーブスタートです(カヤックチームは第3ウェーブ)。1走がセントラル広場の前をスタートし(代わりに折り返し地点が少し奥に設定されている)、3km走った後セントラル広場内を一周する間にタスキリレーをします。

カヤックチームは全員3kmのベストタイムを大幅に超えて帰ってきて、アンカーである僕にプレッシャーをかけてきます。

僕は去年なら1km4分ペースは楽勝だったはずですが、大会が決まったときにフラットなコースで3kmを測った時は12分切れず、前週に出た5.6kmの大会では20分ジャスト(1km 3'54)だったので11'30が限界という感じだったのですが、3走を走ったちばさんが11分台で帰ってきてとんでも無いプレッシャーを掛けられてしまいました。

僕の番です、コーゾーさんからタスキをもらった瞬間からほぼダッシュです。テンションがブチ上がり抑えが効かなくなります。ウェーブスタートの周回コースで子供から大人まで参加している大会の最後なんで周回遅れも前を走るチームもごちゃまぜで、ペースも様々なんで誰かについていくとかは一切ないです。

超ハイペースで突っ込んでしまったので折り返し前に力尽きかけますが、初めてランナーに抜かれたときにチームメイトの顔が不思議と思い浮かんで絶対についていってやるという気持ちになって最後まで粘って走ることができました。

ゴール!

というわけで、カヤックチームの結果は...

総合20位!! IT企業の部13位!!!

なんと目標の1:05:00(50位)を大幅に超えて、タイムは1:02:55 総合20位 (IT企業部門13位) でした!!!

この大会賞品がめちゃくちゃ豪華だったんで次こそは??(上位陣は異次元に速いので流石に厳しい...)

おわりに

僕は人生で初めて襷をつけて駅伝を走りましたが、いつも以上の実力を出せました。そしてとても楽しかった。

今回のメンバーはエンジニアの性か各自計画的に練習して次の目標に向かって走っています。

僕も一度はモチベーションが下がってしまいましたが、延期を繰り返した東京マラソンに3月に出る予定なので、この駅伝の勢いで少しずつやる気を取り戻して後悔の無いフルマラソンを楽しく走りたいと思います。

そして、来年も機会があったら駅伝に出てみたいと思っています。弊社の人は是非おじさんばかりの#club-runningにJoinして走ってほしい。今、弊社のメンバーじゃない人も今後機会があったらぜひ#club-runningに!!

カヤックではランニング好きもそうでない人も募集しております

*1:2012,2014,2016,2017,2018,2019,2020,2021

*2:2022/3/6 スポーツメイトラン新横浜鶴見川マラソン大会にて2:56:42

*3:この一文を書くために調べたらなんといつの間にか社内ポータルにSlack利用ポリシーという立派なページが作られておりました。知らない弊社の人は見ておくといいよ!

*4:実は、横浜オフィス時代にビルの1階から30階まで駆け上がるのを記録していた #club-bayside-running や、鎌倉のトレイルランニングに特化した #club-trail-runningというものもあります